株式会社Liberaware（本社：千葉県千葉市、代表取締役：閔弘圭、以下「当社」）が開発する狭小空間点検ドローン「IBIS2」が、香港建造業議會（Construction Industry Council、以下CIC）※主催の「Construction Robot Competition & Exhibition」において、「Best of Innovation」を受賞いたしました。
※香港建造業議會（CIC）：香港政府が設立した建設業界の中核団体であり、業界全体の発展を目的に、人材育成、技術基準の策定、政策提言など多岐にわたる機能を担っています
本競技会は、建設現場の自動化・安全性・省人化を目的とした最先端ロボティクス技術が一堂に集結する、香港建設業界における最も権威ある技術競技会です。企業および学生チームが開発したロボットを用い、現場適応性、作業効率、安全性などの観点で実演審査が行われ、建設業のスマート化を牽引する技術が表彰されます。
「IBIS2」は、狭くて暗くて危険な狭小空間においても高い飛行安定性と撮影性能を発揮し、これまで困難だった空間の可視化を可能にするドローンとして、実用性と安全性の両面で高く評価されました。今回の実装は、現地パートナー企業であるAlpha AI Technology Limited（所在地：香港、代表者：Desmond Ho、以下「Alpha AI」）によって行われ、香港市場での具体的なニーズに応える技術として審査員から高い評価を受けました。
なお、今回の受賞に先立ち、当社およびAlphaAIは、香港において政府機関、不動産ディベロッパー、施設管理会社、関連機関と連携し、エレベーターシャフト、天井裏、地下配管といった屋内の狭小空間における点検のトライアルを実施。IBIS2が現地環境に適応し、高精度なデータ取得と安全な運用を両立できることを実証してきました。
今回の受賞は、当社の技術が香港建設業界においても国際的な評価を受けたことを示す重要な成果です。今後は、Alpha AIの人工知能技術とIBIS2の屋内空間の飛行技術を組み合わせ、より高度で持続可能な都市インフラ点検ソリューションの実現を目指してまいります。