2025.10.20

お知らせ

宮崎市の下水道管モックアップ施設にてIBISデモ飛行を実施 〜管径φ1350mm現場にて飛行・映像・安全性の検証に成功 撮影データをもとに点群データも作成〜

 株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭、以下「Liberaware」)と九電ドローンサービス株式会社(福岡県福岡市、代表取締役社長 本田 健一、以下「QDS」)は、宮崎市に拠点を置く株式会社中野管理(以下「中野管理」)の敷地内にある下水道管のモックアップ施設(管径φ1350mm)にて、狭小空間ドローン「IBIS2」のデモ飛行を実施しました。
 当日は、中野管理をはじめ、宮崎市上下水道局、宮崎市佐土原総合支所の皆さまなど、約20名の方々にご参加いただき、「IBIS2」による飛行検証・映像・安全性における検証を行いました。

■目的と成果
 当日のデモでは飛行検証・映像検証・安全性検証の3点を目的に、下水道管内に人が立ち入ることなく調査を実施し、「IBIS2」による下水道管内部の撮影と検証に成功しました。離発着時には「IBIS2」専用籠と電波中継器を併用することで、安全かつ効率的なオペレーションを行いました。

<「IBIS2」専用籠と電波中継器>
<「IBIS2」が飛行する様子>

 また、「IBIS2」で撮影した動画データをもとに点群データも作成し、管路内の詳細な現状確認が可能であることも実証することができました。

<「IBIS2」の撮影動画データから作成した点群データ>

参加者からは、今回のデモ飛行による検証結果および「IBIS2」の機能面について高い評価をいただき、下水道調査における飛行式ドローンの可能性と実用性を大いに感じていただきました。

▼参加者コメント
「今年初めに発生した八潮市の道路陥没事故においてドローンによる調査が行われましたが、当社においても注目していました。今回デモを実施していただいたことで、これまで有線のテレビカメラ調査が一般的と考えていましたが、ドローン調査は無線であり、それにより長距離区間の活用ができることは、調査会社として非常に画期的と感じました。また、ドローンとテレビカメラの両機器において、各々長所があることに気づかされ、調査内容に応じ使い分けて活用することが重要と感じました。ドローンについては技術進歩が著しく、伸びしろもまだまだあると思いますので、今後、更なる活用に向け一層の技術展開を期待します。」

■概要
・場所 :中野管理敷地内下水管モックアップ施設
・管径 :φ1350mm
・参加者:宮崎市上下水道局、宮崎市佐土原総合支所、中野管理、QDS、Liberaware

■「IBIS2」で撮影した素材(一部)

 今回のデモを通じて、下水道調査における「IBIS2」の有効性を改めて確認・周知することができました。QDS、Liberawareは今後も現場の皆さまのご意見を活かしながら、さらなるサービス提供や技術開発、社会実装を進めてまいります。

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