株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭、以下「当社」)が開発・製造する狭小空間点検ドローン「IBIS(アイビス)」が、東京電力ホールディングス株式会社(東京都千代田区、代表執行役社長 小早川 智明、以下「東電HD」)が2月28日及び3月14日に実施した「福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器内部調査」において活用され、これまで確認ができていなかったエリアの撮影に成功しました。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器(以下、PCV)内部調査において、これまでは主に地下階の調査が中心でしたが、 PCV全体の状況を把握することを目的に、今回PCV内部の気中調査が計画されました。ペデスタル内の気中部を調査することは2011年の東日本大震災以降初めての試みであり、ドローンを活用することも初めての取り組みです。
「IBIS」を用いた調査は2日間に分けて行われ、計4機の「IBIS」を使用し原子炉格納容器貫通孔(X-6ペネ)やペデスタル内壁など、これまで確認ができていなかったエリアの撮影を実施しました。撮影した映像から、内壁のコンクリートに大きな損傷がなかったことや、制御棒駆動機構交換用開口部付近につらら状・塊状の物体があることなどの確認に成功しました。
従来、屋内の狭小空間を中心にソリューションを提供してきたリベラウェアは、今回のプロジェクトを通じて得た成果を糧にし、より多角的にお客さまのニーズにお応えし、成長を続ける企業を目指していくとともに、ミッションである「誰もが安全な社会を作る」ことの実現に向けて邁進していきます。