2025.10.31

お知らせ

鹿児島市の下水道管にて「IBIS2」デモ飛行を実施 〜管径φ1800mm現場にて上下水道施設の高度化・効率化に向けたドローン活用の有効性・安全性を確認〜

 株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭、以下「Liberaware」)と九電ドローンサービス株式会社(福岡県福岡市、代表取締役社長 本田 健一、以下「QDS」)は、鹿児島市に拠点を置く株式会社 サニタリー(以下「サニタリー」)と連携し、鹿児島市の下水道管(管径φ1800mm)にて、狭小空間点検ドローン「IBIS2」(以下「IBIS2」)のデモ飛行を実施しました。
 当日は、サニタリーをはじめ、鹿児島市水道局の皆さま約10名の方々にご参加いただき、「IBIS2」によるドローン活用の有効性・安全性における検証を行いました。

■目的と成果
 当日のデモでは、ドローンによる点検作業の有効性・安全性を確認するため、飛行検証・映像検証・安全性検証の3点を目的に、下水道管内に人が立ち入ることなく調査を実施し、「IBIS2」による下水道管内部の撮影と検証に成功しました。
離発着時に使用する「IBIS2」専用籠と電波中継器を施設内の最適な場所に設置することで、安全かつ効率的なオペレーションを行いました。

 また、「IBIS2」で撮影した動画データをもとに点群データも作成し、管路内の詳細な現状確認が可能であることも実証することができました。

<「IBIS2」の撮影動画データから作成した点群データ>

 参加者からは、今回のデモ飛行による検証結果および「IBIS2」の機能面について高い評価をいただき、上下水道施設の維持管理における飛行式ドローンの可能性と実用性を大いに感じていただきました。

■参加者コメント
 「数年前からドローンのようなDX技術と点群データによる3次元化技術をシナジーとした新たな維持管理方法を模索していたなか、九電ドローンサービスやLiberawareに巡り会う事ができました。八潮市の道路陥没事故に端を発し、ドローン技術が管路管理業界においてトレンド化している事を好影響とし、どんどんニーズに則したサービスが確立されていると感じています。
 今回のデモンストレーションは、それらを事業体へ管理者観点からも認知してもらう事で、より良い維持管理方法を構築していくための、良い機会となりました。官民一体となり、公共インフラの保全を最優先とするソリューションを掲げ、今後も共に推進していけたらと強く感じれるような成果だったと思います。」

■「IBIS2」で撮影した素材(一部)

 今回のデモを通じて、下水道調査における「IBIS2」の有効性を改めて確認・周知することができました。QDS、Liberawareは今後も現場の皆さまのご意見を活かしながら、さらなるサービス提供や技術開発、社会 実装を進めてまいります。

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